米国の労働市場は弱含みで2025年を終えようとしている。企業は大規模な人員削減には踏み切らなかったものの、人員を削減した企業は多かった。特に年後半はそうした傾向が顕著だった。また、採用を停止した企業も多かった。退職者数は減った。賃金上昇率は鈍化した。失業率は年間を通じて上昇し、11月は4年ぶりの高水準に達した。失業者数は70万人余り増えて780万人となった。以下の5つのチャートでその詳細な状況を示した。米国の就業者数の伸びは年初来で50万人弱にとどまる。2024年1~11月の160万人と比べると、大幅な減速だ。今年は失業率も悪化し、特に下半期の上昇が目立つ。11月末時点で4.6%と、2021年以来の高水準にある。
2025年の米雇用市場減速、5つのチャートで分析
今年は失業率が上昇し、賃金上昇率が鈍化 来年はさらに厳しい年になるか
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