ステータスシンボルとは奇妙なものだ。大邸宅など、いつの時代にも富を見せつける力を失わないものもある。一方で、パイナップルはかつて非常に珍しく高価だったため、17世紀には今のバーキンのような存在だったが、供給が増えて中間層も手が届くようになると、見向きもされなくなった。高級ブランドとその株主に今突き付けられている問いは、ハンドバッグは高級不動産とパイナップルのどちらに近いのかというものだ。ハンドバッグ業界では数年にわたって爆発的な成長が続いていたが、ここにきて顧客離れが起きている。コンサルティング会社べイン・アンド・カンパニーのデータによると、高級バッグの売上高は2023年のピークから10%近く減少している。これは、年間消費額から約80億ドル(約1兆2800億円)が消失したのと同じだ。
高級バッグの全盛期、終わりつつあるか
1.3兆円の売上高減少は高級バッグに対する消費者の意識が変化していることを示している
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