ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は5日、米連邦裁判所に出廷し、罪状認否で無罪を主張した。米軍により週末に拘束・移送された同氏は依然としてベネズエラの元首であると述べるなど、判事に反抗的な態度を示した。麻薬密輸に関与した罪などで起訴されているマドゥロ氏はスペイン語の通訳を介し、「私は無実だ。有罪ではない。誠実な人間だ。今も自国の大統領だ」と発言。またカラカスの自宅から拉致され、戦争捕虜となっていると述べた。5日に始まった審理は、米国の裁判所で外国の指導者が裁かれる前例のない法廷闘争の幕開けとなった。国家元首の逮捕は検察と弁護側の双方に課題をもたらしており、マドゥロ氏の逮捕と起訴の合法性を巡る争いが裁判に至るまで数年かかる可能性がある。