発達障害の傾向がある人が「マニュアルの罠」から抜け出す唯一の答え
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
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発達障害の傾向がある方の
恋愛と「マニュアル」の限界
私は、発達障害の傾向がある「グレーゾーン」ではないかと感じており、過去には恋愛で多くの失敗も経験してきました。
一般的に、ADHD(注意欠如・多動症)傾向のある方は、待つことが苦手で「せっかちに」なりがちです。自分ではゆっくり距離を縮めているつもりでも、客観的に見ると非常に焦って動いているように見えてしまうことがあります。
一方でASD(自閉スペクトラム症)の傾向のある方は、相手の気持ちを察したり、自分の行動がどう思われるかを想像したりすることが苦手な場合があります。
そのため、恋愛のハウツー本を読んでも、書かれているノウハウを「ルール」として真面目に守ろうとしすぎてしまい、目の前の相手との生きたコミュニケーションが疎かになってしまうケースが少なくありません。
メリットが多い
「マッチングアプリ」の活用
職場や学校などの自然な環境では、空気を読みながらタイミングを計る必要があるため、特性のある方には難易度が高いのが現実です。そこで私がおすすめしたいのが、「マッチングアプリ」の活用です。
●ストレートな表現が許される:「良いなと思ったので、付き合ってみませんか?」と早めに切り出しても、マッチングアプリの場であれば不自然ではありません。
●セクシャルマイノリティの方にも有効:自然な出会いの中でのリスクを避け、共通の前提を持つ相手と効率的に出会えます。
職場や身近な場所で
気になる人ができた場合
もし職場などで気になる人ができた場合は、いきなり恋愛関係を目指すのではなく、まずは「友人」としての距離感を大切にしましょう。
ステップ1:グループでの交流
まずは複数人での遊びに誘ってみてください。返信が早かったり、快く応じてくれたりするなら、少なくとも嫌われてはいません。
ステップ2:好意を確認する
いきなり手をつなぐなどの行動は厳禁です。まずは友人として一緒に過ごす時間を増やし、相手の反応を冷静に観察しましょう。
ステップ3:言葉で明確に伝える
雰囲気やムードで察してもらおうとすると、読み間違いが起きてトラブルの元になります。ある程度信頼関係ができたら、言葉で「気になっています」とはっきり伝えるのが一番です。
暴走を防ぐための「3ヶ月ルール」
発達障害の傾向がある方は、白黒はっきりつけたい気持ちが強く、つい「せっかち」になりがちです。自分をコントロールするために、期間を決めるルールを作ってみてください。
おすすめのルール(例)
告白などのアタックをする前に、友人としてお誘いしたり交流したりする期間を「3ヶ月間」設ける。
本人としては「十分待った」と思っていても、実際には1週間しか経っていないということも起こり得ます。あらかじめ期間を数値で決めておくことで、自分の暴走を防ぎ、相手に安心感を与えることができます。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






