レストランに入店し、多彩なメニューがあるなかでハンバーグを選び、料理が運ばれてきたとき、「思っていたのと違うけど、おいしそうだからいいか」と思うのが、「促進系マキシマイザー」。対して、「何か期待していたのと違う。またの機会にリベンジだな」と思うのが「評価系マキシマイザー」です。

 受けとり方が異なるため、結果に対する満足度も異なり、当然、「促進系マキシマイザー」よりも「評価系マキシマイザー」のほうがストレスを溜め込みやすいとされています。

 もう1つが、自分なりに満足できる「足るを知る」といったマインドをもつ「サティスファイサー」と呼ばれるタイプです。

 たとえば、商品を購入するときや飲食店に入るとき、徹底的に吟味せず「こういうの探していたんだよね」と、自分の求める基準をクリアしていれば、とくにこだわらずに満足できるのが、このタイプです。

 仮に、さらにいいものを見つけたとしても、自分は満足しているのだから、必要以上にネガティブにならずにすみますから、満足度が高く、ストレスも溜まりません。

 物事には完璧などありません。日々を気もちよく過ごすためには、「サティスファイサー」的なマインドか、「マキシマイザー」的な切り替えが欠かせません。

 裏を返せば、「最高の結果を求めない」ことを心がけると、ストレスも溜まりづらくなるということ。選択した結果に対して深入りするのは止めましょう。

幸福度を上げてくれる
学歴やお金より大切なもの

 人間の幸福度を考えたとき、何が重要だと思いますか?

 経済産業研究所の西村和雄氏と同志社大学の八木匡氏が、国内2万人に対するアンケート調査を行った結果、所得や学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与えることがわかりました。

 アンケートでは、全国の20歳以上70歳未満の男女を対象に、所得、学歴、自己決定、健康、人間関係の5つがいかに幸福感と相関するかを分析しました。

 その結果、幸福感に与える影響力は、「健康>人間関係>自己決定>所得>学歴」の順であることが明らかになり、所得は増加するにつれて幸福度も比例する傾向が見られたのですが、1100万円が1つの天井であることが判明しました。