取りかかる“前”に
計画を確認する
一方で、まだ能力・スキルが不足している部下に対しては、事後の結果レビューではリスクが高すぎます。そこで「プロセスレビュー」を徹底します。
優秀な部下の場合にも、結果が出ていなければ、今回の一連のプロセス、つまり、作業手順を順に追いかけて、どこで間違えたのかを明らかにする必要があります。
育成中の部下に対しては、これを事後=振り返りではなく、「事前」および「リアルタイム」で行うのです。
まず、仕事を依頼し、それに取りかかる前に、プロセスレビューのタイミングと内容を決めましょう。育成初期の場合は、こちらからレビューの時期・内容を提示してあげる方が良いと思いますが、育成が進んでくれば、自ら設計し、提案してもらうことになります。
このときにありがちな失敗として、「次回のレビューの話」だけで終わってしまうことが挙げられます。
仕事は「カタマリ」です。一連の流れがあります。そのため、仕事を完遂するまでには複数回のチェックポイント、マイルストーンがあるはずです。
それを最初に設計し、あらかじめ計画することが重要です。目の前の作業だけに集中してしまうと、先を見据える能力が磨かれません。そして、それは、「当初考えていたモノと、違う方向に進んでしまうリスク」をはらむことにもつながります。
レビューのタイミングで
「予定通りかどうか」以外に確認すべきこと
定められたレビュータイミングで、進捗状況を確認する際にも、単に「予定通り進んでいるかどうか」を確認するのではなく、「作成物の中身が合っているか」「作業内容がズレていないか」を確認しましょう。
仕事を依頼するということは、丸投げするのとは違います。依頼したあなたに、成果物の品質管理の責任があるという意識を持つ方が安全です(なお、実力が既に証明されている、優秀な部下に対する進捗確認の場合は「ちゃんと進んでいるか」を確認する程度でかまいません)。
そして「次回レビューまでに、何をする予定なのか」を相手に説明させます。もし、説明内容に違和感があれば、「なぜ、それをするんだっけ?」「今回の目的はなんだったっけ?」などの質問を投げかけて、相手の理解度を確認するとともに、方向性のズレを解消することを試みます。







