これを繰り返していけば、部下は、自分自身の言葉で、過去・現在・未来について説明することができるようになっていきます。その結果、依頼した内容と作業内容がズレることも減りますし、ズレそうな場合にも事前に検知することが容易になります。

ミスを責めるのではなく
次に向けて正しい方向に導く

 育成中の部下に対して、既に起こってしまったことを厳しく責め立てるのは、あまりお勧めできません。ズレが生じたのであれば、それは、管理監督者であるあなた自身の責任です。

 もちろん、部下が改善すべき点もあるでしょうが、あなた自身も指導者として、もう一段成長するためのきっかけにしていくべきです。ミスや間違いを責めるのではなく、何が悪かったのか、どこでズレたのかをクリアにすることを優先し、再発しないような対処法を検討し、実行することに集中しましょう。

 次回以降、同じようなズレが再発しないように上手にガイドしていくことで、部下が成長し、個々人の生産性が上がります。それによって仕事の手戻りが減り、後始末の工数が不要になるので、チーム全体の生産性向上にもつながります。

 こういう好循環に入ったチームは、雰囲気も良く、前向きに仕事に取り組める空気になっていくため、チーム運営も円滑に進んでいくことでしょう。まさに、チームリーダーとして目指すべき、理想のチーム状況ですね。