考えすぎから解放された!
そんな感想が次々届いているのが、世界150万部突破・39か国刊行のベストセラーとなっている『STOP OVERTHINKING ── 思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』だ。Amazon.comでも13,000超のレビューで世界が絶賛する話題書について、今回はライターの照宮遼子氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【自信ゼロ】「失敗したらどうしよう」が口グセの人が無意識に喪失しているもの・ワースト1Photo: Adobe Stock

「やったことがない」が
挑戦を遠ざけていないか

 ライターの仕事をやってみないかと誘われた瞬間、頭の中で警報が鳴った。

 ライター経験もないうえに、著名人へインタビューをしなければならない。
 もし失敗したら、紹介してくれた友人の顔に泥を塗りかねない。

 経験ゼロ、実績ゼロ、自信ゼロ
「無理です」と断る理由はいくらでも浮かんできた。

 でも、断ろうとした瞬間、「私、いつもこうやって逃げているな」と思い、ハッとした。

 頭では挑戦したほうがいいとわかっているのに、体が拒否反応を起こす。
 怖いと感じた瞬間、頭よりも感情が先に動き、体が勝手に後ずさりしてしまう。

 それほどまでに、私は慣れないことに対して、過剰な恐れを抱いていたのだ。

 もしかしたら、怖いのは失敗そのものより、「できない自分を見せること」だったのかもしれない。

 結局、恐怖や不安を完全に消すことはできない。
 むしろ、それらは新しいことを始めるときに必ず訪れる自然なサインだ。

恐怖の感情が起こる時

 日本でもベストセラーとなっている全世界150万部突破『STOP OVERTHINKING』の著者ニック・トレントンはこう述べている。

考えすぎや不安な反すうから抜け出せないでいると、恐怖の感情によってさまざまな行動が引き起こされる。
――『STOP OVERTHINKING』(P.248)

 多くの人は、不安や恐怖を感じた瞬間に「やめておこう」と身を引いてしまう。

「失敗したらどうしよう」
「恥をかくかもしれない」
――そう感じた途端、頭の中で安全策を選ぶ理由を探し始める。

「失敗したらどうしよう」が口グセの人に
圧倒的に欠落している視点

 けれど、安全の中に居続けることこそが、静かに自信を奪っていく。

 ライターの仕事を勧められたときも、その罠にはまりそうだった。
 でも、これまでのパターンを壊したくて、恐る恐る「やります」と答えた。

 結果は、想像よりずっと穏やかだった。
 もちろんとても緊張したが、インタビューは終始和やかにすすみ、執筆もなんとかできた。

 何より、「やったことがない」は、思っていたほど大きな障害ではなかったということに気づけた。
 それが縁で、今もこうしてライターを続けている。

 逃げ慣れた道は安心だが、同じ景色しか見せてくれない。
 もしあのとき、「やったことがない」を理由に断っていたら、この道は見えていなかっただろう。

 本書を読んで気づいたのは、恐れをなくすことではなく、恐れの中でも「やる」を選ぶ習慣をつくることの大切さだ。
 その一歩が、避ける人生から挑む人生へと切り替わる瞬間になる。

(本稿は『STOP OVERTHINKING ――思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣』に関する特別投稿です)