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通勤や待ち時間などの隙間時間を「有効活用しよう」と意識して行動したはずなのに手応えがない……そんな感覚を抱くことはないだろうか。その原因は時間の長さや意欲の問題ではなく、時間を使うと戦略が伴っていない可能性があるという。隙間時間を使っても成果が上がらない理由を紐解く。※本稿は、コンサルタントの本山裕輔『仕事ができる人がキリの悪い時間にやっていること』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「隙間時間」を活かすため
「戦略」を正しく理解する
ここでは、キリの悪い隙間時間を本当の意味で有効活用するための「戦略」をご紹介していきましょう。
「戦略」という言葉は、日常的によく使われるものの、その本質を正確に理解している人は意外に少ないものです。キリの悪い隙間時間の活用方法を考えるうえでも、戦略という言葉を正しく理解することは重要です。
戦略とは単に「目的を設定すること」ではありません。
「その目的をどのように達成するか」という具体的な道筋を示すものなのです。
経営学者のアルフレッド・D・チャンドラー・ジュニア氏は、その著書『経営戦略と組織』(実業之日本社)の中で、企業の戦略を次のように定義しました。
「組織の基本的な長期目標を決定し、それを達成するために必要な行動の採用、ならびに必要とされる資源を配分すること」
この定義では、「目的を定め、目的に沿って資源を配分する」というプロセスが明確に示されています。シンプルな表現ですが、実は非常に奥深い意味を持つのが、この「戦略」という概念なのです。







