「今日も仕事が、終わらなかった…!!」
毎日「また終わらなかった…」を繰り返して、うんざりしたり、落ち込んだりしていないだろうか。「量が多すぎて残業ばかり」「要領が悪い」「やりたいことができない」など、悩みは根深いのではないだろうか。
「その原因は3つの“隠れたムダ”です」ータスク管理オタクで、ダンドリ磨いて30年超のエキスパート・萩原雅裕さんはこう語る。今回は書籍『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』の中から、「仕事が終わらない元凶」を紹介する。

【出社した時】仕事が遅い人は「ダラダラ始める」。では仕事が速い人は最初に“1つ”何をする?Photo: Adobe Stock

仕事が遅い人の1つの特徴

朝出社して、「さて、今日は何からやろう!」と考える。

残念ながらこれでは、仕事は遅いままです。実はここに、あなたの仕事が遅くなる原因=「隠れたムダ」の1つが潜んでいます。

仕事を思い通りに終わらせるためには、隠れたムダを削ることが何より重要です。人によって手を動かす速さは大きく変わりませんが、「隠れたムダ」には大きな差があります。

そのうちの1つが「前にやったことを忘れている」です。

仕事が速い人は「前日のメモ」を見る

人の記憶は本当に当てになりません。たとえば、前日にデータ分析の仕事をしていたとしたら、

◎実行時
「この分析結果を見ると、○○という課題があって、△△という対策が考えられるな。あと、□□のデータも確認しておいた方がよさそうだ」

きっと、このように色んなことを考えているでしょう。作業中に思いついたアイデア、思考、違和感などがたくさん残っている状態です。

しかし翌朝出社したときには、次にようになってしまいます。

◎再開時
「確か課題が見つかって…なんだったっけ。対策も考えてたはずなんだけどな…。あと何か確認することがあった気がする…」

つまり、人は「前に一度考えたこと」を、忘れてしまうのです。

仕事が速い人は「中断」が上手い

では、仕事が速い人は何をしているのでしょうか。ここで使うのが「計画・実行・中断」の技術のうちの1つ、「中断」の技術です。

仕事が速い人は、「前日に作っておいた中断メモを見る」のです。

メモと言っても、ただのTodoメモではありません。自分がどこまで考えていたか、何に悩んでいたか、どんなアイデアがあったかを、未来の自分にそのまま引き継ぐのです。

そうすれば、再開時に「どこから始めようか」と迷う必要はありません。だからこそ、隠れたムダが消えて、仕事が速くなるのです。

ビジネスパーソンに必須なのは「中断」の技術

これまで「中断」に焦点を当てている書籍はほとんどありません。

ですが、私は現代の忙しいビジネスパーソンにとって、中断モードは必須の考え方だと思っています。

「すべての仕事には中断がある」。

これは見落としがちですが、とても大事な前提です。

(本記事は『「今日も仕事が終わらなかった」はなぜ起きるのか? 仕事が3倍速くなる計画・実行・中断の技術』の一部を編集・調整・加筆した原稿です)