米カンザスシティー連銀のジェフリー・シュミッド総裁は15日の講演で、経済におけるインフレ圧力はなお顕著であり、金利は据え置かれるべきだとの見解を改めて示した。シュミッド氏は、インフレ率が4年以上にわたって米連邦準備制度理事会(FRB)の目標である2%を上回っている現状では、政策当局者が安穏としている余地はないと述べた。同氏はFRBが昨年12月に0.25ポイントの利下げを決定した際に反対票を投じた3人のうちの1人で、今年は政策決定に関する投票権を持たない。FRBは、労働市場が冷え込む一方でインフレ率が目標を上回るという複雑なシナリオに直面している。シュミッド氏は「その信頼性を失う代償は大きい」とし、利下げはFRBの二つの使命(雇用の最大化と物価の安定)の雇用面に利益をもたらすよりも、インフレ面により大きな影響を及ぼすリスクがあると指摘した。