『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別な経歴や夢がなかった“普通の就活生”である著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分に合った就活メソッドを築き上げ、食品大手を含む22社から内定を獲得した実体験をもとにした、どんな学生でも内定に近づく一冊です。「自己PRで話せることがない」「インターンに参加していない」といった就活に不安を抱く学生と、そっと背中を押したい保護者に読んでほしい就活戦略が満載です。今回は、一瞬で内定に近づくエントリーシートの特徴について著者である「就活マン」こと藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。
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一瞬で評価される就活生のエントリーシート
エントリーシートで最初に見られるのは、文章の上手さではなく「結論がすぐに分かるかどうか」です。評価されるエントリーシートは、冒頭で何を伝えたいのかがはっきりしています。
たとえば自己PRであれば、「私は◯◯が強みです」と最初に示し、その後に理由と具体例が続きます。この順番が崩れると、読み手は「結局何が言いたいのか」を探しながら読むことになり、評価が下がります。
また、結論が明確でも、理由が弱いと説得力がありません。なぜそれが強みなのか。なぜその経験がそれを裏付けるのか。この因果関係が自然につながっていると、人事は納得して読み進められます。
人事は1日に何百枚ものエントリーシートを読むときもあります。「何となく良さそう」ではなく、冒頭を3秒読んで「続きを読みたい」と思わせられるかかどうかが合否を分けます。
指定の文字数の8割以上は埋まっている
意外と軽視されがちですが、文字数をしっかり使っているかどうかも評価に影響します。エントリーシートは、企業が「この項目でこれくらい知りたい」と考えて設定した質問と文字数です。
それを大きく下回っている場合、「本気度が低いのではないか」と受け取られやすくなります。
内容が薄いまま文字数だけを増やすのは意味がありませんが、言えることがあるのに短く終わらせてしまうのはもったいないです。
伝えられる情報をしっかり書き切っている人ほど、企業への関心と準備量が伝わります。結果として、「この人は本気で応募している」という印象につながります。
自分の考えがふんだんに盛り込まれている
最終的にエントリーシートの役割は、「この人に会ってみたい」と思わせることです。そのために重要なのが、自分の考えがきちんと入っているかどうかです。
ネットに書いてあるような一般論や、きれいな言葉だけでは、どの就活生の文章なのか分かりません。
一方で、「なぜそう思ったのか」「そのときどう感じたのか」といった自分なりの視点が入っていると、人事はその人の人柄をイメージできます。
企業が知りたいのは、完璧な人ではなく、一緒に働くイメージが持てる人です。考え方や価値観が見える文章ほど、「実際に話を聞いてみたい」と思ってもらえます。
いま書いているエントリーシートが「結論・文字量・自分の考え」の3点を満たしているか、一度読み返してみるだけでも通過率は変わってくるはずです。








