経済学者たちは、今の米国の就職市場は厳しいと指摘する。彼ら自身も実感している。若い経済学者にとって、記憶にないほど最悪の市場になっていると。経済学分野の就職市場は、複数の要因が重なり打撃を受けている。米連邦政府の資金に対する懸念から、多くの主要大学が採用を削減、あるいは凍結している。連邦政府内の職は枯渇した。ここ数年、エコノミストの需要が旺盛だった民間部門も採用を控えている。シラキュース大学の経済学者で米国経済学会(AEA)の就職市場委員会委員長を務めるジョン・コーリー氏は「まさに最悪の事態だ」と述べた。博士課程を修了する学生にとって厳しい就職市場は、経済学に限ったことではない。経済学者の特異性は、労働市場の仕組みを測定・理解することに強い関心を持つ点にあり、その知見を自らの職業に生かしていることだ。その結果、経済学の博士課程学生は、AEAのデータと大学院で得た知識を武器に、政治学、哲学、生物物理学の学生よりも、自分たちが直面している環境をはるかに正確に把握している。
経済学者も就職難、米雇用市場の厳しさ実感
若い経済学者にとって記憶にないほど最悪の市場になっている
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