フランス海軍は地中海でロシア産の石油を積載したタンカーを拿捕(だほ)した。制裁対象の石油を世界中に運ぶ1000隻超の船舶からなる「影の船団」の1隻だ。西側諸国はこの密輸ネットワークの取り締まりを強化している。石油タンカー「グリンチ号」は1月上旬にロシア北極圏のムルマンスクにある石油ターミナルを出港した。22日に拿捕された時点で正確な目的地は不明だが、船舶追跡サービスのマリントラフィックによると、アジアと欧州を結ぶ最速ルートであるスエズ運河に向かっていたようだ。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は作戦実施後、X(旧ツイッター)に「フランス海軍は国際制裁の対象で、偽の旗を掲げた疑いのあるロシアからの石油タンカーに乗り込んだ」と投稿した。