中国は、数十年にわたる軍事費増加により世界で最も強力な軍隊の一つを築きあげており、同国が台湾を奪取する可能性や領土紛争を巡り日本やフィリピンなど隣国と衝突する懸念が高まっている。だが軍拡の最大の犠牲者はこれまでのところ中国国内のエリート層だ。習近平国家主席は、汚職や忠誠心の欠如を理由に多くの最高クラスの将軍を粛清している。最近調査対象となった高官には、中国人民解放軍の制服組トップの張又侠氏や、中央軍事委員会委員の劉振立氏が含まれる。両氏は数十年にわたり軍事費が急増する中で頭角を現し、その後失脚。この間の軍事費増加により、汚職の温床となる機会が各防衛機関に提供されることとなった。米ジョージタウン大学のシニアフェローで米情報機関の職員でもあったデニス・ワイルダー氏は、「軍事費が急速に投入されると汚職も急速に進む」と述べた。
中国、急速な軍備増強で汚職拡大 軍幹部の粛清進む
軍拡の最大の犠牲者は中国国内のエリート層
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