米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はこれまでトランプ政権とうまく付き合ってきたが、その戦略のリスクが24日夜に浮き彫りとなった。連邦移民当局の手によって看護師のアレックス・プレッティさんが殺害されたことを受け、世界の注目がミネソタ州ミネアポリスに向かう中、クック氏はホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領夫妻をお祝いしていた。これ以上ないほど鮮明な対比だった。一方は、街頭での抗議活動を映した動画で、もう一方は、タキシード姿で笑顔のクック氏が、今後公開されるメラニア大統領夫人のドキュメンタリー映画を撮影したブレット・ラトナー監督と並んだ写真だ。これは恐らく、クック氏だけでなくテック業界全般が行っている危うい駆け引きの最たる例だ。トランプ氏を支持しつつ、政治的には中立に見えるようにするというものだ。ホワイトハウスでのプレミアイベントには、米アマゾン・ドット・コムのアンディ・ジャシーCEOといった、他のテック企業の著名なCEOたちもいた。