急ぎでないなら
「次の機会」を作りに行く

 相談事の内容が込み入っていて、簡単には説明しきれないというようなこともあるでしょう。

 もし、そこまで急いでおらず、時間的な猶予があるのであれば、「次の機会」を作りにいくのも有効です。

 なお、この際も、ポジティブ要素を多めにしておくと、印象が良いです。

 はい!いい感じです。チーム全員で売上げ目標の達成に向けて、バリバリやってます。

 進捗も悪くないので、期末には良いご報告ができるんじゃないかと思います。ただ、中長期的な成長目標については少し悩んでいまして。

 ぜひ、Aさんのご意見もお聞きしたいので、お忙しいとは思うのですが、少しお時間を頂戴できたりしますか?

 という具合です。

 もちろん「ちょっと、飯でも食いながら、お話させてください」とか、「ゴルフに連れて行ってください」とかいう話にしても良いでしょう。

 相手との関係性の深さや、多忙さおよび趣味の内容によって、相手が乗っかりやすい選択肢を提示することが望ましいと思います。

 ここでのゴールは「もちろんいいよ。わかった。じゃあ、秘書に連絡しておいて」という言葉をもらうことです。

「おお、わかったわかった。また今度な」という具合に流されてしまった場合には、「ありがとうございます。では、秘書さんにご連絡させていただきます!厚かましくてすみません!」というように、一歩踏み込んでおくべきでしょう。

 その上で、「Aさんとお話ししたところ、こちらにご連絡するようにとのことでしたので」と書き添えて、秘書と日程調整を行います。

 繰り返しになりますが、あくまでも、相手は「社交辞令」「あいさつ」として、声をかけてきています。

 まずは、その温度感をしっかり受け止めてから、こちらの会話の温度に調整しておきましょう。あたたまっていない人に、熱湯をぶっかけると驚かれます。とはいえ、冷水をかけると心臓発作を起こしてしまうかもしれません。

 会話の温度を大切にしながら、上手に、こちらの伝えたい内容を相手に渡すようにしましょう。