怒ったらあなたの負け

「なぜだ?」「おかしい!」と感情的になってしまったら、相手も「なぜだ?」「そっちこそおかしい!」と感情的になるだけです。

(1)「怒りの悪循環」を止めるには、自分から
(2)自分のほうが相手より大人になる

 そういう二つのマインドが大切です。そして、丁寧な言葉、丁寧な伝え方をする――。

 そうすれば、相手も「なるほど」「そういうことだったのか」と受け入れてくれる可能性が高まります。

 つまり、結局、自分の意見を受け入れてもらうためには、「怒らないこと」が一番なのです。

 だから、賢い人は、怒りません。怒ったら終わり。怒ったら負け。

 それをわかっているからです。

「我慢のマイ・ルール」をつくる

「では、何があっても、何をいわれてもひたすら我慢をすればいいの?」と訊かれたら、答えはNOです。

「我慢」を美徳だと考える人もいますが、我慢は単に問題を先送りするだけの場合もあります。

 単に自分の気持ちや感情を押し殺しているだけの我慢の状態は、ストレスフルであり、心身に悪影響をもたらします。仕事や人間関係にも悪影響が出ます。

 もちろん、社会で生きていればある程度の我慢は必要です。しかし、我慢にも限度があります。

 たとえば、人間関係で何かイヤなことがあった。でもグッと我慢しなければならなかった。しかし、その「イヤなこと」が単発ならいいのですが、数日間も、数週間も、数カ月も同じ我慢を続けるようになると、ストレスのため仕事のパフォーマンスが下がったり、心身に不調をきたしたりします。

 私からの提案は、「我慢のマイ・ルール」というものをつくることです。

「言えない」と思い込んでいないか

 たとえば、「我慢する時間を決めておく」のはどうでしょうか。

・一週間は我慢する
・それ以上は我慢しない
・状況が改善しないようなら、誰かに相談する
・あるいは思い切って直談判する

 といったように、なんらかのアクションを起こすと決めておくのです。