カリブ海の島国キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は5日、米トランプ政権と対話する用意があると表明した。キューバに石油を販売する国に米国が貿易制裁を科す構えを示したことを受けて、キューバは深刻な燃料不足に陥る事態を警戒している。ディアスカネル氏は急きょ記者会見を開き、いかなる対話も前提条件を設けず、対等な立場で、キューバの主権を尊重するものにしなければならないと語った。また、「キューバに降伏という選択肢はない」と話した。ディアスカネル氏の異例の記者会見は2時間にわたった。米国は先ごろ、キューバ政府はロシア・中国・イランと密接なパートナー関係にあるとして「異常かつ重大な脅威」に指定した。トランプ政権は先月、南米ベネズエラの強権指導者ニコラス・マドゥロ氏を急襲して拘束して以降、キューバの生命線ともいえる燃料供給の遮断に動いている。