復職準備、園に慣れるためのステップ

 誰通の10時間では足りない月や、生活の事情で預けたい時間が増えるときは、自治体のリフレッシュ保育と組み合わせる方法が役立ちます。

 誰通で保育園に慣れながら、追加でリフレッシュ保育を利用することで、預けられる時間の調整がしやすくなります。復職準備の時期には、園に慣れるためのステップとして活用でき、親子ともに負担を軽減できます。

 ただし、誰通の実施園とリフレッシュ保育の実施園が一致しない場合もあるため、自治体の案内を事前に確認しておくことが安心につながります。

アレルギー児が利用するときの注意点は?

 短時間利用とはいえ、誰通は日によって利用する子どもが変わりやすい仕組みです。そのため、アレルギーのあるお子さんにとって、情報共有の難しさによるリスクが生じることがあります。

 園のアレルギー対応体制、代替食の有無、誤食時の対応方法などを事前に丁寧に確認しておくことが大切です。心配な場合は、食事時間を避けて利用するなどの工夫もできます。

 園側の配慮だけに頼るのではなく、家庭も安心して利用するための準備をしておくことが、制度の安全な活用につながります。

制度の本当の狙いとは?

 こども誰でも通園制度の本質は、「預ける枠が増えること」ではありません。家庭が孤立しにくい環境をつくり、子どもが家庭以外の大人や友だちと関わる機会を広げることにあります。

 地域の子育て支援拠点で制度を実施する取り組みは、保護者同士のつながりを生むという点でも制度の目的に合っています。保育士だけに負荷が集中するのではなく、地域全体で子どもを育てる流れをつくるという、「育て合う社会」への一歩でもあります。

 制度の特徴を理解し、家庭の状況に合わせて上手に使うことで、保護者の心にもゆとりが広がります。10時間でも活用次第で、日々の子育ての大きな支えとなるはずです。