シンプルなイメージではあるが、至る所に複雑な要因がいくつも紛れ込んでおり、それらをこれから説明していく。
トイペモデルにおいて
「愛情」はどう機能するのか
トイペモデルで決定的に重要なのは、まさにこの「愛情」の役割だ。たとえ自分の「好みの凹凸」が相手と噛み合わなくても、自分と相手の愛情が、互いの凹凸が噛み合いやすいように形や深さを補ってくれるとすれば、トイペモデルでも説明ができる。つまり、互いに凹凸の噛み合わせは調整可能なのだ(図5)。
図5 互いの愛情(ハートマーク)が凸凹の隙間を埋め、二人の凸凹が噛み合う 同書より転載 拡大画像表示
愛情の出所だが、人間は生まれながらに自然と誰かを愛し、その人のために尽くし、応援したいと思う感情が本能的に備わっているはずだ。
愛に溢れる人は、どんな相手であっても、自身の愛情によって凹凸を調整し噛み合わせを良くできるとすると、説明がつく。
また、相手から愛情を注がれると、自分からも愛情が湧き出るが、相手からの愛情が感じられなくなると、しょんぼりして、自分からの愛情も枯渇してしまう。その結果、2つのトイペの噛み合わせは崩壊してしまう。
結婚を、互いのトイペを噛み合わせる営みだと考えてみる。
相手に過度な負担をかけたり、凹凸が合わなかったりすると、自身の凹凸は摩耗し、いずれ壊れてしまう。完全に噛み合わなくなれば、2人の凹凸は離れ、「離婚」を迎えることになる。
私が思い描く結婚生活は、この「好みをトイペにたとえたモデルで説明できるのでは」と妄想している。「愛があれば大丈夫」という広瀬香美さんの主張があるように、私のモデルでも、「愛」があればどんな凹凸も噛み合って調和が図れるはずだ。







