「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。同書の刊行に寄せて、ライターの小川晶子さんに寄稿いただいた。(ダイヤモンド社書籍編集局)
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給食のおかわり問題
小学校に入学したら、多くの子にとって楽しみなのは給食ではないだろうか。
3年生の息子はいまだに毎日のように給食のメニューを教えてくれる。あれがおいしかった、これをおかわりした、というのである。
息子は幸い給食で困ったことはないが、給食が悩みになるケースもある
1年生の子のママが「うちの子、最近機嫌が悪くて。学校も行きたくないって…」と言うので、話をよく聞くと原因は給食であるらしかった。
「おかわりしたいのにできない」というのである。
その子は食べるのがゆっくりなので、おかわりしたいと思ったときにはもうなくなっている。彼はそれに怒って、学校に行くことすら嫌だという。
ママはため息をついていた。
「おかわりくらい別にできなくたっていいのに」。
でも本人にとっては大問題なのだ。
おかわりしたいと伝えられるようになろう
小学生になったら…といろいろ想定はしているものの、いざ入学してみると、思ってもいなかったことが起こるものだ。一つひとつ、「じゃあこうしよう」と考えて伝えていくしかない。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、学校でのおやくそくを示したセクションがある。その中のひとつが「きゅうしょくをどれくらいたべられるかつたえよう」だ。
『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用拡大画像表示
・おかわりしたいときは、どうどうと「おかわりしたいです」と いおう。
・おなかが あまり すいていなかったり にがてな ものが でたりしたときは、ゆうきを だして「すこしだけ ください」と いおう。
おかわりしたいときも、食べられないものがあるときも、堂々と言っていいんだよというメッセージを伝えておきたい。
ちなみに、先に紹介した1年生の子に、ママは「おかわりしたいって先生に伝えてごらん」と話したそうだ。先生が配慮してくれるようになったことと、食べるスピードが自然と上がったことで、その後、無事におかわりできるようになった。元気に学校に行っている。
給食のおかわり一つとっても、子どもにとっては大きな問題になりうる。入学前に「おかわりしたいときは堂々と言っていいんだよ」と伝えておくことで、こうした小さなトラブルを防げるかもしれない。本書には、こうした学校生活での「意外な困りごと」への対処法が、たくさん紹介されている。親子で一緒にめくってみてはいかがだろうか。









