部署内でそりの合わない部下がいた場合、リーダーはどのように対応すべきだろうか。多くの企業幹部候補生を指導してきたグロービス経営大学院が、部長職以上を目指す人のためにまとめた新刊書籍『グロービスMBA エグゼクティブ・マネジメント入門』よりコラムの一部をご紹介する。
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人間である以上、部門内にそりの合わない人間が存在することは少なくない。そうした関係が過度にこじれると、職場の雰囲気が悪化し、生産性も低下してしまう。部長として、そのような場面に直面した場合、どのように対応すべきだろうか。
一つの方法は、感情を切り離し、仕事にフォーカスさせることである。そりが合わないという状況は、多くの場合、個人的な感情や、時には生理的な嫌悪感に由来する。そうした人間同士に「仲良くするように」と求めたところで、現実的には難しい。そのため、「人としての好き嫌いがあるのは仕方がない。ただし、仕事では割り切って成果を出すように」と促してみてはどうだろうか。目的を達成するために最低限必要な協力関係を構築することをゴールとするのである。
もう一つの方法は、できるだけ仕事上の接点を減らすことである。次善の策ではあるが、接点が少なくなれば摩擦も自然と減る。そのために業務のアサインメントを見直すという手法が取られることがある。あまりに周囲に悪影響を及ぼす場合は、上司とも相談のうえ、物理的・地理的に離してしまうことも検討すべきである。






