写真はイメージです Photo:PIXTA
論理的に正しく、データも十分にそろえたにも関わらず、プレゼンが通らない……。多くのビジネスパーソンが、そんな経験をしてきただろう。早稲田大学名誉教授の内田和成氏は、じつはプレゼンの成否はロジックの完成度ではない、と指摘する。プレゼンを成功に導くために欠かせない視点について解説する。※本稿は、早稲田大学名誉教授の内田和成『客観より主観 “仕事に差がつく”シンプルな思考法』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
ロジックにとらわれすぎて
プレゼンテーションに躓く理由
一般的に、プレゼンテーションに最も必要なのは、「客観的な事実やデータに基づいて、相手を論理的に説得する技術」だと思われがちだ。
本稿を読んでいるあなたも、プレゼンテーションにおいてデータの不備や論理的な矛盾を指摘されないよう、「ロジカルチェック」に心血を注いだ経験があるのではないだろうか。
ただ、人間の意思決定や行動原理というのは、私たちが思っている以上に、その人の「主観」に左右されている。そしてそれは、プレゼンテーションという一見「ロジカルファースト」に思えるような場面でも同様だ。
実際、聞き手の多くは、提案内容のロジック以上に、「なんだか面白そう」とか、「いまひとつピンとこない」などといった、主観的な評価を頭の中で行っている。
それゆえ、「ロジックとしては100点満点」の提案が、意外にもあっさりとボツにされたりする。論理的に反論をされるわけではないから、「結局、何がダメだったの?」とモヤモヤが晴れないこともしばしばだ。







