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データや理屈を丁寧に説明しても、相手が動いてくれない……。そんな経験はないだろうか。じつは、人を動かす場面で重要なのは「客観的な正しさ」ではないという。人は論理よりも感情で判断し、無意識のうちに行動を選ぶ。頭のいい人が、他者に行動を促すときに意識している視点とは?※本稿は、早稲田大学名誉教授の内田和成『客観より主観 “仕事に差がつく”シンプルな思考法』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
「ラーメン好きな人」を説得して
ラーメンを控えさせる方法はある?
人を動かすのは「論理」でなく、「感情」である。
このことを理解するために、変な例だが、毎日ラーメンばかり食べている男性がいると考えてみてほしい。
私もラーメンは好きなので気持ちはわかるが、さすがに毎日食べていては、栄養バランスの偏りや塩分の摂りすぎで、いずれ健康に支障をきたしてしまうだろう。
そこで少しラーメンを控えて、他の料理も食べてもらいたい。あなたは何と言って、説得するだろうか?
「ラーメンは塩分や脂肪分が多いから、食べすぎはよくないですよ」
「せめてサラダも一緒に摂るようにするのはどうでしょう?そのほうが胃腸も長持ちしますし、体調も崩しにくくなるはずです」
こんな具合に、説得を試みる人が多いのではないだろうか。







