「お箸を正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。
小学校入学準備にぴったり」「生活の基本だが、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」など多くの口コミが寄せられている。
本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。その中から「お箸の使い方」について取り上げる。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【蛙化を防ぐ】「育ちがいい人」の親が食卓で必ず教えていた、たった1つの習慣Photo: Adobe Stock

食事シーンで感じたある違和感

「あれ……なんか食べ方が汚いな。」

ある俳優さんの食事シーンを見て、私は思わずそう感じてしまった。

私には、応援している俳優さんがいる。喋り方には知性がにじみ、立ち居振る舞いもスマート。もちろん容姿も整っている。彼のYouTubeチャンネルを見る時間は、1日の中でいちばんの楽しみだ。

その日も、いつものように動画を再生した。その回は、寿司をたらふく食べるという内容だった。

でも、その人がお寿司を食べ始めたとき、違和感が走った。

その理由は、箸の持ち方が驚くほど変だったからだ。

指は絡み、箸先は安定せず、食べにくそうに口元までお寿司を運んでいる。

これはいわゆる、ある出来事で一気に気持ちが冷めてしまう“蛙化現象”の状態なのかもしれない。

どんなに容姿が淡麗で、話すことが面白くても、食べ方一つでどこか残念な印象を与えてしまうのである。

そして怖いのは、大人になると、「そのお箸の使い方、変ですよ」とは誰も言ってくれないことだ。だからこそ、子どものころから、「正しいお箸の使い方」を身につけることは大切なのである。

正しいお箸の使い方を覚えよう

小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「おはしのもちかたをおぼえよう」という項目がある。どうしたらお箸がきれいに使えるようになるのか、丁寧に説明されている。

【蛙化を防ぐ】「育ちがいい人」の親が食卓で必ず教えていた、たった1つの習慣『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用
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① まずは おはしを いっぽん もってみよう。
② もう いっぽんの おはしも もってみよう。
③ おはしの さきを ひらいたり とじたりしよう。
④ おはしの さきを とじて たべものを つかもう。

(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.33)

さらに「おうちの方へ」では、このように書いてある。

多くの小学校では、給食のときにおはしが用意されます。家庭で「使いにくそうだから」とフォークやスプーンばかり使わせていては、決して上達しません。
(『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』p.33)

正しく箸を持てることは、単なる技術ではない。
相手に不快感を与えない」「場にふさわしい振る舞いができる」という、社会性そのものに直結するものである。だからこそ、子どものうちに、繰り返し練習しておきたいところだ。