毒親にならないための処方箋
毒親にならないための最良の方法は、相手を「ありのまま」に受け入れることです。これを“愛の基本形”として意識してみましょう。
例えば、子どもの進路選択などで自分の思いと食い違った場合でも、まずは子どもの気持ちを共感的に聞き、受け止めます。そのうえで、親としての意見(Iメッセージ)を伝えるのは自由です。
●押しつけ:「将来のために医学部に行きなさい」
●対話:「行きたくないんだね。あなたの気持ちはわかったよ。でもお母さんは、あなたの才能を活かせる道として医学部も素敵だと思うけれど、どうかな?」
●対話:「行きたくないんだね。あなたの気持ちはわかったよ。でもお母さんは、あなたの才能を活かせる道として医学部も素敵だと思うけれど、どうかな?」
このように、わが子の自己決定権を尊重したうえでの話し合いであれば、押しつけにはなりません。こうした誠実な対話は、寂しさを生むどころか、むしろ深い信頼関係を築く土台となります。
信頼関係を再構築する
子どもが成長するにつれて、親には「子離れ」という課題が突きつけられます。この過程で感じる寂しさは、子どもに期待を押しつけることで紛らわせるべきものではありません。
親と子どもという関係の前に、一人の人間同士として信頼関係を築くことを意識してみてください。相手のありのままを認め、一人の大人として対話を楽しむことができれば、自然と「毒親」という悩みからは解放されていくはずです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






