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「落ちたくない」一心で、履歴書や面接の実績をつい「盛って」しまう…。実はその誇張、採用担当者には“ある違和感”として完全にバレています。なぜ、あなたの嘘は見抜かれるのか? 採用担当者が候補者の本性を暴くために使う「3つのフィルター」と、話を盛らずとも面接官を唸らせる「最強の自己PR術」を解説します。見栄を張る前に知っておきたい、内定への近道です。(文/心理学者・立正大学客員教授 内藤誼人)
履歴書で「盛る人」は
なぜ盛るのか
履歴書や面接で、つい話を「盛って」しまうのは、性格の問題というより心理の反応です。
選考は評価される場なので、人は自然に“欠点を隠し長所を強調する”ように自身の印象を操作しようとします。とくに不安が強いほど、事実を小さく感じて言葉で補おうとします。
「落ちたくない」という焦りや不安によって、損失回避を取るようになり、成果を誇張したり、曖昧表現や絶対表現を増やしたりするのです。
SNSや友人の成功談を浴びるほど基準が上がり、「盛らないと埋もれる」と感じるのも自然です。
さらに、一度作った“盛った自己像”を守ろうとして、深掘りされるほど説明が抽象化したり、主語が「私」から「私たち」に逃げたりもします。ここには「普通だと思われたくない」という自尊心の防衛も混ざります。
弱みを見せたら終わりだと感じてしまい、失敗談すら語れなくなる。
そして一度口にした誇張は、自分の中で正当化されていき、修正しづらくなる――。
このように就職・転職活動において「話を盛ってしまうこと」は誰にでも起き得ることです。どこか思い当たる節があった人も少なくないのではないでしょうか。
本人は悪気なく「アピール」しているつもりでも、聞き手には「ズレ」や「違和感」として伝わってしまいます。
噓も方便とばかりに、バレなければ大丈夫と考える人もいるかもしれません。しかし、面接や履歴書を盛ったことを採用する側は簡単に見破ることができます。本稿では、履歴書や面接で話を盛る人を見破る3つの方法をお伝えします。
それを逆手にとって、対策することも不可能ではありませんが、入社のミスマッチは企業だけでなく、自分を大きく見せて入社した本人にとっても不幸なことです。就職・転職活動において「内定獲得」を目標にして自分に合わない会社に入社してしまっては元も子もありません。
事実に基づいて等身大の成果をより魅力的に見せる方法についても書きましたので、参考にしてみてください。







