真面目にやっているのに全然仕事で結果が出ない。「この仕事、向いていないのかも?」「もっと自分に向いている仕事があるのでは」――そんなふうにふと、人生を立ち止まりたくなった人におすすめの1冊があります。書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)は、「世間から見た成功」ではなく「自分にとっての成功」を軸に、1度きりの人生を心から満足のいくものにするための1冊です。本書の発売を記念して、本書より一部抜粋・再編集して紹介します。

「ちゃんとやっているのに伸びない」人の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

ミスをしないようにする人ほど伸び悩む

目の前のことに一生懸命取り組んでいるのに、なかなか成長を実感できない。

失敗しないように、ちゃんとやろう! と、とても真面目に取り組んでいるのに行き詰まってしまっています。

なぜでしょうか?

その仕組みを解明したのが、TEDで1000万回以上再生された、行動変革の専門家エドゥアルド・ブリセーニョです。

「パフォーマンス・パラドックス」として解明されたその仕組みは、「ミスをせず結果を出そうとすればするほど、あるところから伸び悩む」という矛盾(パラドックス)なのです。

人は「うまくやろう」「ムダにならないようにしよう」とすればするほど、「これまでやってきたことで効率がよかったやり方」を選びます。

つまり、「過去を繰り返す」のです。

やっと覚えたピアノの曲や、営業でのプレゼンの手順、手帳の使い方など、試行錯誤を経て何かを身につけたとき、きっととても成長している実感があったはずです。

ところが、失敗しないようにすればするほど、同じことの繰り返しになり、パフォーマンスが止まってしまうのです。

「ラーニングゾーン」で見つけたことが飛躍をもたらす

研究の結果、わかったのは、「ラーニングゾーン」という時間があるということです。

ラーニングゾーンとは、

「こういうやり方を試してみると、どうなるんだろう?」
「あの本で習った方法を試してみると、どうなるんだろう?」
「今日のやり方を、明日は少しでもよくするなら、何を変えよう?」

と、これまでのやり方ではないやり方を考えたり、試したりしている時間です。

このラーニングゾーンにいる間は、いろいろなことを試したり、新しい知識を身につけたり、その知識を自分に定着させようと苦労したりしている段階。

だから短期的に見ると、うまくいかなかったり、下手だったりします。

でも、長い目で見ると、このラーニングゾーンで見つけたことが、飛躍をもたらすのです。

世界的エグゼクティブコーチ、マーシャル・ゴールドスミスはこう語っています。

「今のあなたをここまで導いてくれたものが、これから望む場所へ連れていってくれるとはかぎらない」

考え方もやり方も、乗り物を乗り換えるようにどんどん変えていけばいいのです。

(本原稿は『人生アップデート大全』の一部抜粋・加筆を行ったものです)