「鼻につく」数々の要素が炎上を加速
でも本人は無自覚?

 神谷さんはフランス留学中であり、いかにも飛行機に乗り慣れている。しかもビジネスクラスへのご搭乗である。堀江さんが「暇人の貧乏人」と批判者を煽ったのは、実際の行動が迷惑であったことよりも、「ファイナルコールでのギリギリ搭乗」から感じる海外慣れや、「ビジネスクラス」というキーワードが人々の鼻についたと感じ取っているからだろう。

 もちろん真剣にマナー違反を指摘している人もいるが、「鼻につく」が炎上を加速させた点も否めない。

 自撮り写真を載せずに、「ギリギリでしたが間に合って良かったです! ごめんなさい!」ぐらいにしておけば、炎上しなかったのでは……という気もする。ただ、タレントである神谷さんのプライベートの様子を心待ちにしているファンも多いであろうから、難しいところだ。

 炎上の要素は他にもあり、これは神谷さんの「元ミス東大」という才色兼備だろう。ミスの中でも当時から話題になっていたし、ミスオブミスである、ミスキャンパスの2021年グランプリにも選ばれている。

 東大院生兼タレント、フランス留学、ビジネスクラス。こういった要素は「羨望」の対象であると同時に、どうしても嫉妬ややっかみを呼んでしまう。

 才能やステイタスを存分に持っている人はそれに無自覚であることが多い。なぜならその人の周囲も高いスペックの持ち主ばかりだからであり、何も特別ではないからだ。

 ビジネスクラスでの帰国など当たり前のことであり、ご本人に特に自慢する意図はないのであろう。しかし筆者のような「暇人の貧乏人」は内心で「ケッ」と思ってしまう。悪いのは、ちょっとした失敗に乗じてとことん叩いてやろうという僻みである。

 また、現代のSNSで難しいのは、そのときの風向きによって同じ要素が「絶賛」にも「批判」にもなることだ。今回の場合、フランスへの留学や東大院生でありながらタレントもするというハイスペックさは、憧れの対象にはなり得ても、批判対象になり得ない。美しい自撮りも同様である。