ちゃんと好きなパートナーがいるのに、なぜか他の人に目が行ってしまう……
この連載では『メンタル養生』の著者で、京都の人気鍼灸師「すきさん」(本名:鋤柄誉啓 すきから・たかあき)が、たくさんの人の心の状態を見てきた経験と、東洋医学の知恵をもとにした、心がラクになるヒントをお伝えします。あたたかくて、ためになるメッセージはきっと心をほぐしてくれるはずです。
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それは自然な感情です
たまに「パートナーがいるのに別の人が気になってしまいます」と言う方がいます。
「パートナー以外の人に心惹かれてしまう感情は、怒りや悲しみの感情と同じように、「気」がふっと偏っただけの、ごく自然な心の動きです。
「気」は東洋医学の概念で、いわば「勢い」のようなもの。目には見えないけれどたしかに存在するものです。
「気」は自由に動くもので、留めておくことはできません。
常識とかモラルとかはいったん置いて、そういうものなんだと認識してください。
そんな感情の芽生えを無理に押し込もうとすると、かえって胸の奥で渋滞が起こり、苦しさが増すことさえあります。
でも、どうすればいいの?
では、どうすればいいのか。
まずは「あ、今私は少し揺れているんだ」と受け入れてみてください。
それくらいのゆとりをもって眺めるほうが、気持ちは静かに早く巡り始めます。
「こんな感情、よくない!」「パートナーに悪いな……」などといろいろ考えずに、感じた風を避けずに受け止める。そしてそっと舵を戻す。そのくり返しが、あなた自身の心を一番すこやかなバランスに保ってくれるはずです。
「今、私はあの人が気になっているんだな」という感じで、ちょっと離れたところから自分を眺めてみましょう。
(本記事は、『メンタル養生』から一部抜粋・編集したものです。)





