もし炎が上がって肉が焦げそうになったら、慌てずに網を回して肉を移動させてみましょう。七輪などの網を回せるタイプなら、トングや箸を網の穴に突っ込み、円を描くように網を回し、肉を炎から遠ざける「網トルネード」という技を使います。

 ガス火の場合は、鉄板を熱して焼くタイプなので、炎の上がり方を見て肉を移動させながら焼いていくのがコツです。高温になりやすいガス火の真上を避け、肉を移動させながら焼くことで、炎が上がっても焦がさずにすみます。

 そして、意外にも忘れがちなのが、焼肉を始める前の「予熱」です。

 炭火の網も、ガス火の鉄板も、焼き始める前にしっかりと熱することが大切です。

 焼肉店では、まだ網や鉄板が十分に熱されていない状態で「タン塩」を置いてしまっている人が散見されます。

 十分に熱されていないと、肉がくっついて破れてしまい、せっかくの肉の見た目が台無しになってしまいますよ。

100均のグッズを使って
プロ級の焼き上がりを実現

 ここからは、BS松竹東急(現J:COM BS)の番組『松本幸四郎が沼る!!』で松本幸四郎さんに、BS朝日の番組『美女と焼肉』で小倉優子さんに披露した、とっておきの炭火焼肉の焼き方を伝授します。

 なんと100均グッズで、誰でも簡単にプロ級の焼き上がりを実現させることができる技です。

 まず、焼肉の極意として、「強火の遠火」という言葉があります。

 これは炭火料理で理想とされる火加減のことで、強い火力で肉を焼く際、炭と肉の間に一定の距離を作ることで、均一に火が通って美味しさを閉じ込めることができるとされています。

 この「距離を作る」のが、今回の焼き方のポイントです。

 まず、お近くの100円ショップへ行きましょう。そして、キャンプ用品コーナーを覗いてみてください。そこに売っているスタンド付き焼き網(約27cm×20.5cm×6cm)が、今回の秘密兵器です。

 使い方はとっても簡単。この網を組み立てて、いつもの七輪の網の上に置くだけです。すると、網が約6cm高くなり、炭と肉の間に適度な距離が生まれます。

焼肉の写真同書より転載