税務署を怒らせないために
必要なのは「正直さ」と「準備」
――所得隠しは禁物ですが、計算ミスや記載漏れでさえ起きないようにしたいものです。どのような点を注意して申告するとよいでしょうか。
大岡俊明(おおおか・としあき)/税理士。クロスウィード税理士事務所代表。2010年、メンターキャピタル税務事務所(現メンターキャピタル税理士法人)に入所、不動産・再生可能エネルギー等のSPCや中小企業への会計税務サポートを中心に業務を行う。また、M&Aのファイナンシャルアドバイザリー業務や財務税務デューデリジェンス業務にも従事。中小企業の融資サポート、相続税申告等の業務も行う。2024年にクロスウィード税理士事務所を開業。
確定申告では短い期限の中で申告する必要がありますが、根拠を揃えて誠実に申告することを意識しましょう。具体的には次の3点を押さえておくことがおすすめです。
1. 売り上げや入金の記録をわかりやすく整理する(通帳・取引履歴・請求書)
2. 経費は説明できる範囲で計上する
3. 迷ったら税理士や税務署に相談する
最近はe-Taxの普及で申告が簡単になりましたが、期限ぎりぎりになってしまうと期日に間に合わなくなるおそれもあります。とにかく早めを意識して、安全に確定申告を乗り越えましょう。
確定申告は「税金を取られる手続き」という印象を持たれがちですが、実はきちんと申告することでお金が戻ってくる可能性がある制度でもあります。
例えば医療費控除やふるさと納税(寄付金控除)、住宅ローン控除の初年度申告などは、申告しなければ還付が受けられません。副業やフリーランスの場合も、必要経費を適切に計上することで課税所得を抑えられ、結果として納税額が減るケースもあります。
「面倒だからやらない」ではなく、使える控除を把握して正しく申告することが節税につながります。







