『AI時代に生き残る「協調性のある人」の特徴・ベスト1』
それを教えてくれるのが、400以上のチームを見て「人と協力するのがうまい人の特徴」をまとめた書籍『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』(沢渡あまね・下總良則著、ダイヤモンド社刊)だ。AI時代の組織で必要とされるのは「スキルがある人」ではなく、社内や社外と上手に協力できる「協調性がある人」だと言われている。「チームで働くコツがわかった」「仕事仲間との関係性が良くなった」と話題の一冊から、「他者と協力して結果を出すためのコツ」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
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「協調性がない人」は、参加の形をひとつに決めてしまう
チームで新しいことを始めるとき、こんなことを言う人を見かけませんか。
「やるならフルコミットでしょ」
「中途半端に関わるなら意味がない」
「本気なら最初から全部参加してほしい」
一見、正論に見えます。
しかし、こうした姿勢は実は“協調性がない”状態に近いのです。
なぜなら、相手の事情や温度感を無視しているからです。
AI時代は、社内外・副業・リモートなど、仕事との関わり方が多様化しています。参加の形をひとつに固定すると、せっかくの関心や動機を持つ人のやる気を損なってしまうのです。
協調性のある人は「関わり方の幅」を設計する
反対に、協調性のある人はこう考えます。
「まずは小さく関わってもらえればいい」
「様子見でもOK」
「できる範囲で参加してもらおう」
仕事で他者と協力するコツをまとめた書籍『チームプレーの天才』でも、こう指摘されています。
新たなチームやプロジェクトを立ち上げる際、全メンバーのフルコミット、フル参加を前提としないほうがうまくいくかもしれません。
――『チームプレーの天才』(62ページ)より
協調性とは「全員を同じ形で動かす力」ではなく、多様な関わり方を許容することです。
たとえば同書では、こういった関わり方が提案されています。
・週1回だけ参加
・オブザーバーとして様子見
・リーダー補佐やアドバイザー的な関与
・フルリモートでの参加
こうした多様な関わり代を用意することで、人は安心して一歩を踏み出せます。
なぜAI時代ほど「協調性」が武器になるのか
AIが普及すると、多くのスキルは標準化され、差がつきにくくなります。
知識も、資料作成も、分析も、ある程度は誰でもできる時代になる。
だからこそ最後に問われるのは、能力そのものではありません。
「この人と一緒に仕事したいか」
「困ったときに手を差し伸べたいと思えるか」
つまり、他者とうまく手を取り合える協調性です。
関わり方の余白をつくれる人は、周囲にストレスを与えません。
相手の事情を尊重できる人には、自然と協力者が集まります。
AI時代に生き残るのはスキルが突出した人だけではなく、「一緒に働きやすい人」「手を貸したくなる人」なのです。
協調性こそが、これからの時代の最も重要な生存スキルなのかもしれません。
(本稿は、『チームプレーの天才 誰とでもうまく仕事を進められる人がやっていること』の内容を引用したオリジナル記事です)







