YouTube 『超かぐや姫!』公式より
Netflix発のアニメ『超かぐや姫!』が配信直後からランキング上位となり、劇場公開も好評だ。最大公約数を狙うのではなく、ボカロやVTuber文化に親和性の高い「オタク層」へと明確にターゲットを絞り込んだ戦略が奏功した格好だ。コンテンツ過多の令和において、セグメントを深掘りすることは新たな勝ち筋となるのか。(フリーライター 鎌田和歌)
国内1位、アジア圏でも好評
満を持して劇場公開へ
『超かぐや姫!』というNetflix発のアニメが大きな話題となっている。1月22日に配信が始まったこのアニメは配信翌日にNetflix映画ランキングで国内1位となり、海外でも特にアジア圏で韓国4位、台湾2位、香港2位、タイ3位などトップ10上位に入った。
Yahoo!検索急上昇ランキングで6位となるなど、視聴した人がSNSで感想を投稿したことによってバイラルヒットが生まれたようだ。
この反響を受け、2月20日からは劇場公開が始まった。これが連日のようにほぼ満席となっているのだという。国内で19館のみ、当初は1週間限定での劇場公開だったことからファンが集中して殺到したと考えられるが、この客入りの結果、劇場公開の延長が発表されている。
筆者も実際に映画館に足を運んだところ、夜の回にもかかわらず8割近くの席が埋まっていた。オンラインでチケットの予約状況を確認したところ、昼間の回はそれ以上の予約があった。
少なくない数の人が、配信でも見られるのにわざわざ劇場に足を運ばずにいられない。このご時世、映画の鑑賞券は決して安くないにもかかわらず、である。この作品はNetflixのオリジナルだが、瞬く間にファンの心をつかんだと言えるだろう。







