サワと庄田が結婚していた!

 候補のひとりなのか、場面が変わると、トキは梶谷(岩崎う大)と歩いている。

 梶谷はトキとヘブンに子どもが生まれたと知るやいなや、さっそく見出しを考えている。相変わらずか。

 でも梶谷は食い逃げ事件の誤報によって県庁出入り禁止になっていて、県知事をとりなすことはできない。

 梶谷はトキを大きめな屋敷の前まで案内すると、去ろうとする。

 子どものことを新聞に書くのではと心配するトキに、「ご心配なく、今日わし休みだけん」とメモを破った。

 梶谷にもいいところがあることを、最後に書く作家のやさしさ。

 トキは案内された、それなりによさそうな家から、サワ(円井わん)が出てきた。

 思いがけない再会にキャーキャー騒ぐトキとサワ。

 次に庄田(濱正悟)が出てくる。

 サワは晴れて正規の教師になって川の向こうに自力で出たあと、庄田と結婚したのだ。良かった、良かった。

 結果的に、トキとサワとなみ(さとうほなみ)は貧しい川の向こうから脱出できて、裕福な奥様になったのだ。良かった、良かった。

 トキの目的は庄田で、彼から知事を説得してほしかったが、庄田は立場上、できないと腰が引けている。そんな夫をサワは「半分弱」と嫌味を言う。庄田はたぶん、いわゆる妻にお尻に敷かれているタイプであろう。

 その頃、ヘブンは錦織を訪ねていた。知事と懇意といえば錦織であろう。

 だが、玄関が開いた瞬間、ヘブンの顔は曇る。

 変わり果てた錦織の顔。

 ヘブンが久しぶりと握手を求めても無視で……。

 花田旅館の人たち、梶谷、県知事、サワと庄田。なつかしい人たちが次々出てきて、それなりに見せ場もあるし、銀二郎の戸籍問題やサワの結婚問題などを題材に1コラム書けそうなのに、錦織の痩せっぷりがあまりにもインパクトが大きすぎて、何も考えられなくなってしまうじゃないか!

 何も起こらないドラマといいながら、急にいろんなことが起こっている。まんべんなくやってほしかった。

吉沢亮の演技がまるで別人に!氷のような表情で「親友を無視」…何があったの!?〈ばけばけ第112回〉
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