「泥棒に狙われやすい家」の共通点とは?ベランダ、軒下、郵便受け…犯人にこっそり「下見」されている意外な場所佐野浩二さん/愛知県セルフガード協会 事務局長補佐 防犯設備アドバイザー Photo by Masahiro Sugiyama

 そして「ルーズな印象を与える家」だ。庭の雑草が伸びていたり、ベランダにものが乱雑に置かれていたりする家は、防犯に気をつかっていないだろうとみなされ、ターゲットにされやすい。

 この他、防犯カメラやセンサーライトなど「防犯対策がほとんどされていない家」や「夜間、玄関や門まわりが暗い家」「郵便受けにチラシなどがたまっている家」なども、泥棒に狙われやすい。

 これだけではない。佐野さんによれば、こうした住宅そのものに潜む危険性だけでなく、「立地」や「環境」に起因する見落としがちなリスクがあるという。

 

「空き家の隣の家」は
泥棒の格好の隠れ家に

 泥棒に狙われやすい家の盲点の一つ目は、「公園の目の前にある家」だ。公園は、不特定多数の人が利用する場所。ベンチで休憩するふりをして、その家の生活パターンを観察していても怪しまれにくい。

 二つ目は、「空き家の隣の家」。人が住んでおらず、管理されていない空き家は、犯人にとって格好の隠れ場所になり、隣家の様子をチェックしたり、侵入するタイミングを見計らったりと犯行に活用されてしまう。

 三つ目は、「インターホンが玄関ドアの横に付いている家」だ。古くからある一戸建などでは、門扉(敷地の境界)ではなく、玄関ドアのすぐ横にインターホンやポストが設置されているケースが見られる。

 セールスマンや業者を装った泥棒が、敷地の奥まで合法的に入ることができるので、セキュリティ上好ましくない。

 四つ目は「曲がりくねった道路に面した家」だ。曲がりくねって死角が多い道路は、人目につきにくく泥棒にとって好都合。

 五つ目は「両側が塀や生垣に囲まれた道路に面している家」。こうした道路も見通しが悪く人目につきにくいため、隠れて犯行に及びやすい。

「泥棒に狙われやすい家」の共通点とは?ベランダ、軒下、郵便受け…犯人にこっそり「下見」されている意外な場所筆者がAIで作成したイメージイラスト