泥棒はどこから侵入する?
3536品目登録の「CP建物部品」とは
防犯力の高い家にするためには、「徹底的に『泥棒に嫌がらせ』をすること」と語る佐野さん。その基本となるのは、警察も推奨する「防犯4原則(時間・音・光・地域の目)」だ。
一つ目の嫌がらせは、侵入まで「時間」がかかるようにすること。警察庁の2024年のデータによれば、一戸建住宅への侵入口は「窓」が52.9%、「表出入口(玄関)」が22.0%を占めている。
そこで、サッシや窓ガラス、玄関ドア、勝手口などを、防犯性能試験に合格した「CP建物部品」にすることで、侵入を遅らせることができる。「CP建物部品」とは、官民合同会議で泥棒の手口を分析し、侵入工具をつかった試験を行い、5分以上侵入にかかることができると確認された商品のこと。
「CPマーク」が目印で、2025年12月現在、17種類3536品目が登録されている。「泥棒の約7割が、侵入に5分以上かかると諦める」というデータを目安に、5分以上の泥棒からの攻撃に耐えられるように強化されている。
この他、費用をあまりかけずより手軽にできる対策としては、窓ガラスに「防犯フィルム」を貼る、「補助錠」を取り付けるなどの対策がある。
二つ目は「音」だ。窓やドアに開閉や振動を検知すると大きな音が鳴る「防犯アラーム」を設置する、家の周囲に踏むと音がなる「防犯砂利」を敷くなどの対策が挙げられる。
三つ目は「光」。玄関や家の周りにセンサーライトを取り付ける対策に加えて、愛知県セルフガード協会も推奨しているのが、「一戸一灯運動」。これは、各戸で玄関灯や門灯などを一定の時間点灯させ、地域ぐるみで灯を増やし、防犯力を高めるという運動。電気代も各戸1カ月百数十円ほどで実施できるという。
最後は、「地域の目」だ。「近所の人に声をかけられた。ジロジロ見られた」だけで、63%の泥棒が犯行を諦めるという調査結果もある。また、「地域の目」と同じような役割を果たしてくれるのが、「防犯カメラ」や「録画機能付きドTVドアホン」だ。こうした、機器を設置するのももちろん効果が高い。







