10万円を家計からポンと出すのは、正直どこの家庭でもハードルが高いもの。

 親にとっても子どもにとっても、「じゃあ投資やってみようか」と言われて突然もらった“降って湧いたようなお金”だと、リアリティがないんですよね。

 でもそれが、毎年ちょっとずつ貯めてきた「お年玉貯金」だったらどうでしょう?自分でコツコツ育ててきたお金だからこそ、大事に使いたいって気持ちが自然と生まれます。親にとっても、お年玉はそもそも生活費や教育費とは別枠の“子ども自身のお金”。「マネー教育に使うならいいかも」と、前向きに捉えられるのではないでしょうか。

小学1年生から投資信託で
コツコツ運用するのもよし

「お年玉って、年に1~2万円程度でしょ?そんな少額を投資しても意味あるのかな……」と思うかもしれません。でも、少額でもコツコツ続ければ、しっかり成果が出るのが投資信託の良いところ!

 たとえば、小学生~中学生の9年間で、毎年お年玉の半分をS&P500で積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう。

●小学生の6年間:お年玉の平均は約2万225円。その半分(1万113円)を毎年積み立てると、元本は6万678円。

●中学生の3年間:お年玉の平均は約2万7499円。その半分(1万3750円)を毎年積み立てると、元本は4万1250円。

→合計元本は10万1928円。

 この元本を、年7%で運用しながら積み立てた場合、初めてお年玉をもらってから9年後の評価額は約14万2124円に。

 つまり、約4万円も増えていることになります。少額でも「時間」を味方につけることで、お金がちゃんと働いてくれる。それが長期投資の力です。

 この「お年玉の半分を積み立てた場合」に加えて、たとえば親が「子どもの将来の学費に」と毎月1万円(年12万円)を追加で積み立てていたら、どうなるでしょう?シミュレーションしてみましょう。

●小学生の6年間:お年玉の半分(1万113円)+学費積み立て(年12万円)=年間13万113円
 これを6年間積み立てると、元本は約78万678円。

●中学生の3年間:お年玉の半分(1万3750円)+学費積み立て(年12万円)=年間13万3750円
 これを3年間積み立てると、元本は約40万1250円。

→合計の元本は、118万1928円。

 この元本を年利7%で9年間積み立て運用した場合、評価額はおよそ168万98円になります。つまり、約50万円も増えていることに!