でも、似たような考え方を使う問題はあるのです。ですから、そのような問題を一度解くことで「パターン」を学習して他の問題でも使えるようにします。これが「算数的なひらめき」を生む重要な要素の1つです。

――「パターンを身につける」方法が知りたいです。問題をたくさん解けばいいのですか?

 パターンを「基礎」や「土台」という言葉に置き換えてみてください。

 算数的なひらめきには、何よりも繋げる元になる「基礎」を固めることが大事で、その次に「繋げる」訓練が必要となります。比率で言えば、8対2くらいで基礎のほうが重要です。

 大抵の入試問題は50分程度の時間で解くように設定されていますが、大問あたりにかけられる時間は7分~10分程度です。はじめて見るような問題をそんなにサクサクと解けるかといえば、できるわけがありません。それをできるようにするために、しっかりと繋げる訓練をしていくのですね。

 我々フォトンが何をやっているかといえば、“定着”です。フォトンで算数が伸びる理由は「飛び級」しているからだと言われます。ただ、本質的には、飛び級で1学年先を進んでいるときにしっかりと基礎を定着させているのです。

 しっかり定着させた後に、3年生までは副教材を使用して繋げる練習をしてもらいます。この初見の問題を自力で解いてもらうことがすごく大事なのです。「あれ?これって見たことないけど、こうするのかな?」と今持っている基礎知識を繋げる練習ができるからです。

 フォトンに通う生徒は4年生以降になると大手塾にも通うようになりますので、4年生からは大手塾の教材で同じことをやってもらいます。

 大手塾の問題も初見だと、難しい問題に見えます。でも、解答につながるパターンは習っているはずです。自分の中でトライ&エラーを繰り返しながら、どんどん解いていく。そういう繋げる練習を日々繰り返していくのです。