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携帯電話にカメラを付けて、人に送れるようにするという前代未聞の新機能。世界初の機能を備えた携帯電話の開発に奔走したのは、寄せ集めの開発部隊だった。試行錯誤を繰り返して生みだした写メールは大きな話題となり、世の中へと広まっていった。世界を変えた「写メール」、そしてシャープ製端末「J-SH04」が大ヒットしたにもかかわらず、なぜJ-PHONEは消えてしまったのか?イノベーションを起こしたエンジニアが、これからの若者に今伝えたいこととは。(インタビュー/遠藤 諭、構成/中村砂織)
本記事は、ZEN大学のコンテンツ産業史アーカイブ研究センターのオーラルヒストリーとして2024年4月に行われたインタビューを元に、対談記事として再構成したものです。
→前編【「女子高生のかばんの中身」でひらめいた!「写メール」生みの親が語る“意外な誕生秘話”】を読む
「QRコードに携帯をかざしてWebサイトに飛ばす」アイデア
――メールでおなじみの封筒マークや、QRコードをかざしてWebサイトに飛ばすようにしたのも、高尾さんの発案と聞いています。
高尾:正確にはシャープの専務さんが私のところに来て「高尾さん、QRコードはデンソーさんの特許なんだけど、オープンにするっていうから、これを携帯電話に入れようよ」と言われたのです。
どう使おうか考えたときに、例えばポスターにQRコードを置いて、写メするとURLに飛んでブラウザ検索できるといったことを思いついた。それで携帯に入れることにしたのです。当時は、ニーズがありそうなことに関して、思いつくことはとりあえず全部実行しましたね。だから、現在のデファクトスタンダードになったんだろうなという気がします。







