1000円カットで「変な髪型になる人」と「清潔感が出る人」、頼み方の決定的な違い画像はイメージです。 Photo:PIXTA

「1000円カット」は手軽に散髪ができる反面、その安さと引き換えに、仕上がりの質に差が出る場合があります。1000円カットでオーダーする際、「変な髪型にされた」と後悔しない頼み方はあるのでしょうか。現役美容師が本音で解説します。(現役美容師・ライター 操作イトウ)

※本記事は前後編の「後編」です。1000円カットで「変な髪型」になってしまう要因をまとめた「前編」は、以下のリンクからお読みください。
・現役美容師がこっそり明かす、1000円カットで「変な髪型にされる」本当の理由

1000円カットで
「変な髪型」にされない方法とは?

 慌ただしく日々が過ぎ、気付けば桜の咲く季節。ライフステージが大きく変化するこの時期に、伸び切った髪を何とかしたい。

 でも、美容室の予約は取りにくくて面倒だし、散髪はササっと1000円カットで済ませてしまおう――。そんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。

※価格改定に伴って、実際にはカット料金を1400円程度に設定している大手チェーンも存在します。本記事ではそうした店舗も「1000円カット」に含めています。

 しかし、便利な1000円カットには、その安さと引き換えに、仕上がりの質に差が出るというデメリットがあります。

 もちろん1000円カットでの散髪に満足されている方も沢山いますが、時として利用者から「ひどい髪型になった」といった声が上がり、SNSで話題になることもあります。

「変な髪型にされる」という悲劇は、どうすれば回避できるのでしょうか。

 前後編の後編となる本記事では、現役美容師である筆者が、「1000円カットで失敗しない方法」をご紹介します。

 本題に入る前に、基礎知識を簡単に説明しておきます。

 詳細は前編で解説していますが、1000円カットは徹底的な「効率主義」を導入し、無駄を省いて回転率を上げることで利益を生み出しています。

 そのため、多くの1000円カットは原則として「カット専門店」であり、ヘアカラーやパーマなどのメニューは提供していません。

 一般的な理美容室ではカラーやパーマなどの豊富なメニューをそろえていますが、その裏側では、薬剤や機材を仕入れるためのコストがかかっています。

 店舗のバックヤードにはさまざまな備品が並び、薬剤の仕入れや在庫管理には大きな負担と費用が伴います。