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「なぜ銀行は預金に金利を乗せてくれるの?」「銀行って、それぞれ好きに金利を決めているんですか?」……マネー知識ゼロの編集者が抱いた素朴な疑問に、元国税専門官でお金関係に詳しい小林義崇氏が答える。※本稿は、元国税専門官ライターの小林義崇『超改訂版 すみません、金利ってなんですか?』(サンマーク出版)の一部を抜粋・編集したものです。
なぜ銀行は利用者の
預金に金利をつけるのか
梅田直希 サンマーク出版編集部(以下、梅田):ひとつ疑問なのですが、なぜ銀行はわざわざ預金に金利を乗せてくれるんですか?だってそれって、銀行からすると損じゃないですか。
小林義崇(以下、小林):ひとことでいうと、お金を集めたいからですよ。「ちょっとでも多くして返すので、預けてくださいね」ということです。
梅田:集めてどうするんですか?
小林:えっとですね、銀行の仕事というのは、ざっくり言うとお客さんからお金を多く集めて、それを元手にさらに増やしていくことなんです。
梅田:預金してもらったお金を、さらに増やす?
小林:まず大本にあるのは、お客さんからお金を集めること。預金はそのひとつの手段です。他にも、ドルやユーロなど、外国の通貨を両替する「外国為替」で手数料をとって利益を出したりもするのですが、とにかく集めたお金で株や土地などを買い、それをうまく売り買いしたり、企業にお金を貸して利息をもらったりして、稼いでいるんです。
梅田:預金はあくまでお金を集める一手段。ほかにも色々な方法でお金を集めてそれをさらに増やすことに使っていく、というイメージですか?







