こうなると世界がジャパニーズウイスキーに目を向けるのも当然のこと。その一方で、国内ではサントリーが仕掛けたハイボールブームが起こり、ニッカウヰスキー創業者を題材としたNHKドラマ『マッサン』が人気に火を付けるなど、ますます市場は活性化していく。
ジャパニーズウイスキーの品薄と高騰が話題にあがり始めたのもこの頃で、つまりは低迷期からの急激な人気の高揚に、供給が対応しきれなかったと言える。
さらには日本におけるクラフトウイスキーの始祖、ベンチャーウイスキーが『イチローズモルト』で世界を席巻したのを皮切りに、各地に蒸留所が次々に誕生。昨今、「山崎」や「白州」といったメジャー銘柄の他にも、多くの国産ブランドを目にするのはそのためだ。
逆にいえば、選択肢が増えた分、手が届くジャパニーズウイスキーは増えている。いまこそ、バーに繰り出してお好みの逸品を見つけてほしい。
ウイスキーは大まかに
「グレーン」と「モルト」の2種類
オーセンティックなバーを訪ねると、バックバー(棚)には国内外の様々な銘柄が林立している。何をオーダーしていいのかわからず、まごまごしてしまう人も多いだろうが、目の前にはバーテンダーという最高のコンシェルジュがいるわけだから、最低限の希望を伝えられればそれでいいはずだ。
たとえば、前述の五大ウイスキーから好きな国を選び、「カナディアンを飲んでみたいのですが」とやるのもよし。「あまりお酒に強くないので、ソーダ割りで楽しめるものを」とやるのもよし。酒は嗜好品だから、無理なく思い思いの楽しみ方をするのが一番だ。
そのうえで、ウイスキーは大まかにモルトウイスキーとグレーンウイスキーの2種類に大別できることを押さえておくと、オーダーする際にひとつの判断基準になるだろう。
モルトウイスキーとは発芽させた大麦(つまりモルト)を主原料とするもので、グレーンウイスキーとはそれ以外の穀物(小麦やライ麦、トウモロコシなど)を主原料とするものだ。







