「ウイスキーはどうも苦手で…」とハイボールを飲む人が知らない、ウイスキーの基礎知識品揃えが豊富なバーほど、オーダーに戸惑う人は多いだろう Photo by Satoshi Tomokiyo

「山崎」や「白州」、「余市」など、ジャパニーズウイスキーが世界的に評価されるようになって久しい。しかし、ウイスキーについてどこまで正確に認識しているかというと、意外と心許ない人が多いのではないだろうか。そこで本稿では、もっとウイスキーを身近なものにするために、いまさら人に聞けない基礎知識を解説する。(フリーライター 友清 哲)

ジャパニーズウイスキーは
「世界5大ウイスキー」のひとつ

 飲み会などの場で、「ウイスキーはどうも苦手で……」と言いながら、ハイボールを嗜んでいる御仁を見かけることがある。ところが、そのハイボールはソーダで割られた「角」などのウイスキーであったりするから不思議だ。

 決して重箱の隅をつつきたいわけではない。要はハイアルコールな飲料に苦手意識があり、水やソーダで薄めてしまえば無問題ということなのは察している。

 しかしここで気になるのは、日本はいまや立派なウイスキー大国のひとつなのに、まだまだ人々のウイスキーに対する認識が曖昧に見えることである。

 何しろジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、アイリッシュウイスキーと並んで「世界5大ウイスキー」に数えられる名門なのだから、もっと楽しまなければもったいない。

「ウイスキーはどうも苦手で…」とハイボールを飲む人が知らない、ウイスキーの基礎知識世界的に人気が高いジャパニーズウィスキー。 Photo by Satoshi Tomokiyo

 そこであらためてのおさらいを試みると、そもそもウイスキーの定義とは、大麦などの穀物をモルト(麦芽)の酵素で糖化し、アルコール発酵させた蒸留酒であることだ。