不機嫌を周囲に撒き散らすのは、他人を操作しようとする「暴力」です。一番の対策は近寄らないこと。最もNGな対応は、顔色をうかがって機嫌を取ることです。相手に「不機嫌になれば思い通りになる」という誤った学習をさせ、態度をエスカレートさせてしまいます。「相手が100%悪い」と割り切り、毅然と距離を置くか、第三者に事実を共有して対処しましょう。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
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不機嫌を表に出すのは「暴力」です
世の中には、舌打ちをしたり、ため息をついたり、あるいはイライラを隠さずに不機嫌な態度を見せることで、他人をコントロールしようとする人がいます。たとえ本人にコントロールする意思がなかったとしても、不機嫌さをそのまま表に出すことは大人げない行為であり、それ自体が「暴力」であると認識したほうが良いでしょう。
まずは、不機嫌を表に出す人がいたら「これは暴力だ」と認識してください。そして、自分自身も不機嫌さを外に出せば相手を不快にさせるため、それもまた暴力であると自覚しておくことが大切です。
不機嫌な人への基本的な対処法
とにかく「離れる」
では、不機嫌を露骨に見せる人に対してはどうすれば良いのでしょうか? もし、実際に手を挙げる(直接的な暴力を振るう)人が目の前にいたら、普通は近寄らずに離れますよね。不機嫌を平気で表に出す人に対しても、一番の対策は「近寄らない」「関わらない」ことです。
不機嫌を暴力だと思えば、対策も見えてきます。ひたすらその人と距離を置き、関わらないようにするしかありません。
どうしても関わる必要がある場合の対策
第三者に共有する
どうしても関わらなければならない相手が不機嫌さを露わにしている場合は、第三者に相談するしかありません。不機嫌な人は、たいてい何かしらの「証拠」を出しています。机を叩く、蹴飛ばす、大声を出す、舌打ちをするなど、何のアクションもなしに不機嫌さをアピールすることはできません。
私たちに伝わっているということは、具体的な行動を起こしているということです。会社などであれば、そうした具体的な出来事を拾い上げ、「こういう行動があり、正常な意思疎通ができません」と他の人に訴え、事実として共有することが重要です。
直接指摘すると、「そんなことはしていない」と否定されることがほとんどです。しかし、周囲が気に病むほどの態度や行動が必ずあるはずなので、それを具体的に共有して指摘するしかありません。相手が目上の人などで逃げられない立場であっても、最悪の場合はその場から立ち去るという選択肢を持つことが大事です。



