ニューヨークのレストラン「ペッキング・ハウス」が出すフライドチキンサンドイッチは、どこにでもあるようなサンドイッチではない。バターミルク、グルタミン酸ナトリウム(MSG)、五香粉に漬け込んだ鶏もも肉を二度揚げし、鴨油を加えたラー油に浸して作るフライドチキンサンドは、「ボナペティ」や「イーター」といった料理・食雑誌にニューヨークで最高のサンドイッチの一つに選ばれた。この料理の高評価からは、米国の食事風景からどのようなマイナスイメージが消え、どのようなトレンドが台頭しているかも見えてくる。ヘルシーさや清潔さ、質についての通俗的な誤解から、鶏もも肉などのダークミートが米国の食文化の一部で不人気だったのはそう昔のことではない。
鶏もも肉の人気上昇から米国について分かること
米国のさまざまな文化・経済トレンドが一塊の「ダークミート」に集約されている
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