トランプ米政権は近いうちに、米軍向けの2000億ドル(約31兆8000億円)の予算を議会に要請する可能性がある。そしてちょうどそのタイミングで、金額が大き過ぎる、あるいは対イラン戦争にはそれだけの価値はないといった批判が出ている。しかし、この戦争は以前から存在していた米軍の脆弱(ぜいじゃく)性を露呈させており、ドナルド・トランプ大統領の責務は、単に兵器の在庫を補充することではなく、次の戦争を抑止するために米軍の準備を整えることだ。米軍予算の法案がまだ存在すらしていないのに、民主党議員がそれを否決する姿勢を示す様子を見るのは、示唆に富む。ルーベン・ガレゴ上院議員(アリゾナ州)はソーシャルメディアに「答えは単純なノーだ」と投稿し、まる3週間の戦闘を経て「長期戦」になることを警告した。ロー・カンナ下院議員(カリフォルニア州)は、2000億ドルあれば「全ての米国人を対象とする大学教育無償化」や、もっと多くのことができるという、青臭い議論を展開した。両議員は最高司令官になるという野心を持っている。大丈夫か。
【社説】2000億ドルは戦争に勝つには多過ぎるか
共和党はバイデン氏のウクライナ支援を支持したが、民主党はイラン関連追加支出に異議
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