春と秋が消えた「二季」のいま、なんだか調子が出ないこと、ありますよね。そんないま大きな注目を集めているのが「薬膳」です。でも「薬膳ってまずそう」「めんどくさそう」と思っていませんか? 『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)では、伝統的な薬膳の知恵を現代のライフスタイルに落とし込み、誰でも気軽に試せる身近な食材を使った食べ方を提案。地球温暖化があっても変わらない、太陽の動きに合わせた暦「二十四節気」を軸に、季節ごとの食の知恵を紹介していきます。

クアトロフォルマッジPhoto: Adobe Stock

消化がいいもので、疲れをスッととる

 お花見や歓送迎会など、外に出る機会が増えてきます。いつもより活動量が増えるため、「楽しいけれど何だかぐったり……」ということが起きやすい時期です。ここでいちばん大切なのは、たくさん食べることより“消化を助けること”。

 とくに春は、環境の変化や疲れが重なって胃腸がダメージを受けやすい季節。疲れやだるさを感じたら、消化のいい温かいものをとって、胃腸をやさしく休ませましょう。

「食べすぎて後悔」「宴会は楽しかったけど、朝起きたらつらい」なんてことがないよう、胃をいたわって、活動的な季節をしっかり楽しみましょう。

 清明の「体」を整える食材

 ▼新じゃがいも…胃に負担をかけずに気を補い、エネルギーをチャージ
 ▼春キャベツ…胃粘膜を保護し、消化を助ける
 ▼釜揚げしらす…胃腸が弱い人、胃が疲れている人に最適なたんぱく源

 しらすおろし

 しらすはいわしの稚魚。
 たんぱく質とカルシウムが効率よくとれます。
 大根にはアミラーゼやプロテアーゼといった分解酵素があり、消化を助けて胃腸の負担を軽くするうれしい組み合わせです。

 新じゃが、春キャベツ、しらすの蒸し煮

 清明にぴったりの食材をまとめて蒸すだけです。
 塩、こしょう、レモン汁でさっぱり仕上げれば、レモンの酸味が気のめぐりを整えて、春の疲れをリフレッシュしてくれます。

 春キャベツの千切り

 春キャベツには、
 ・胃の粘膜を守る
 ・こもった熱をとる
 という働きがあります。

 揚げ物やお肉など“胃に重いメニュー”の消化を助けてくれるので、つけ合わせにぴったり。
 胃が荒れている日は、キャベツだけを単体で食べるのもおすすめ。
 むかつきや不快感がやわらぎます。

※本稿は『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。