個別株投資の
代表的な戦略とは?

 YouTubeなどで投資家のチャンネルを観ていると、それぞれに自分の投資戦略を持っていることがわかります。個別株投資の代表的な戦略には、以下のようなものがあります。

・バリュー投資
「いい株を安く買う」。本来の価値よりも、低い価格で取引されている株を探し出して長期保有する。
・グロース投資
未来の成長性に賭ける。革新的な技術やビジネスを持つ企業に投資。
・モメンタム投資
「勢い(モメンタム)」に乗る。上昇トレンドにある株を追いかけ、失速の兆候が見られた時点で売却する。
・高配当株投資
安定して高い配当金を継続的に支払う企業に投資し、定期的な収入源(インカムゲイン)を確保することを目的とする。

 投資家によっては「バリュー投資家」を自認して、個別株のバリュー投資だけを行う人もいるようです。しかし、インデックスファンドをドル・コスト平均法に則って積み立てるのに比べて、個別株投資は「うまくいかない可能性」が高く、常に損切りや方針の見直しをし続けることが大前提となります。

 考え方は人それぞれですが、負ける可能性の高い投資手法に、資産の大部分を委ねることはリスクが高過ぎるとわたしは思っています。

 そこで、多くの個人投資家は「コア・サテライト戦略」を用いるのです。
 
「コア・サテライト戦略」とは、資産のポートフォリオを「守り(コア)」と「攻め(サテライト)」に分けて運用する方法のことです。

・コア投資(守り)
全体の7割から9割が目安とされる。インデックスファンドや債券など、長期的に安定して資産を増やす部分。
・サテライト投資(攻め)
全体の1割から3割が目安とされる。個別株やアクティブファンドなど、短期・中期でリターンを狙う部分。

 リスクヘッジとしてコアのインデックスで土台を固め、サテライトで高いリターンや配当金の獲得を目指すというわけです。これが、現実的かつ精神的にも安定した投資スタイルといえるでしょう。

 なお、多くの場合、いかなる戦略であれ個別株投資はサテライト投資に分類されます。